予防接種

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当院では
■インフルエンザワクチン
■帯状疱疹ワクチン
■肺炎球菌ワクチン
の接種を行っています。

毎年多くの感染者を出すインフルエンザウイルスですが、高齢者の方は特に感染をすると重症化しやすく注意が必要です。インフルエンザウイルスは咳やくしゃみなどをすることにより、ウイルスが空気中に広がり、それらを吸いこむことによりうつります。 インフルエンザにかかると、高熱、全身倦怠感（だるさ）、頭痛、関節痛、筋肉痛、のどの痛み、くしゃみ、咳、鼻水などがおこります。さらに、気管支炎や肺炎、脳炎など、重い症状になることもあり、ご高齢の方は肺炎や気管支炎をはじめとした合併症を併発する可能性が高く、命にかかわることもあります。

帯状疱疹は、脊髄から出る神経節という部位に潜んでいる水痘（すいとう）・帯状疱疹ウイルスが活動を再開することで発症する皮膚の病気です。多くの場合皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後も痛みが続くことがあります。「帯状疱疹後神経痛（PHN）」と呼ばれ、ウイルスにより傷つけられた神経の回復には時間がかかる場合があり、特に高齢者はより長引く可能性があります。そのためワクチンを接種することで発症予防・重症化予防が期待できるとされています。

肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌が主に気道の分泌物に含まれていて、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の高齢者3~5%の鼻や喉の奥に菌が常在しており、何らかのきっかけで進展し、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。 咳、たん（黄～緑色を帯びた濃性たん）、のどがごろごろする、悪寒、発熱（高熱）、呼吸困難、胸痛などが主な症状ですが、高齢者の肺炎では発熱を伴わない、咳が出ない、たんが出ないこともあります。また高齢者の方だと進行が早いことも特徴の一つです。