小児科
小児科の概要
小児科は、子どもたちの健康を守り、病気の治療を行うための診療科です。
子どもたちが元気で健康に成長するために、診察を通じて、子どもたちの健康を維持するお手伝いをしています。
お子さまのちょっとした体の不安も、気兼ねなくご相談ください。院内にはおむつ替えができるトイレやキッズスペースもあります。
小児科の主な疾患と
治療内容
小児ぜんそく
気道の炎症によって引き起こされる慢性的なぜんそく症状を示す疾患です。ぜんそく発作が起こると、気道が細くなり呼吸困難や咳、胸の締め付け感などの症状を引き起こします。ぜんそくには、アレルギー性と非アレルギー性のものがあり、小児ぜんそくのほとんどがアレルギー性です。ダニ・ハウスダスト・花粉・食物などのアレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)がきっかけとなって気道の炎症を起こします。
主な症状
- 呼吸をするときにゼーゼーと音がする
- 息切れ
- 咳
- 胸の圧迫感
- 呼吸しにくい
治療内容
吸入薬を使って、気道を広げて呼吸を楽にし、アレルギー対策や環境改善を行います。
*当院では喘息の確定診断のための呼気試験は行っておりません。
アトピー性皮膚炎
皮膚の炎症を伴うアレルギー疾患です。乾燥した皮膚、強いかゆみ、湿疹などが主な症状で、繰り返し症状が現れます。正常な皮膚はバリア機能を備えていて、アレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)の侵入をブロックできますが、アトピー性皮膚炎の皮膚はバリア機能が低下しており、アレルゲンが簡単に侵入できる状態にあるため、皮膚内部にアレルゲンが侵入し炎症やかゆみなどを引き起こします。
主な症状
- 皮膚の赤み
- 乾燥
- かゆみ
- ひび割れ
治療内容
ステロイド薬や保湿剤を使って、皮膚の状態を改善し、かゆみを軽減させます。
また、アレルギー対策や環境改善を行い、症状の悪化を防ぎます。
中耳炎
耳の中にある中耳という部分に入り込んだウイルスや細菌が原因となり、中耳が炎症して膿が溜まる疾患です。
子どもは、大人と比べて耳管が太く短く、角度が無いため、鼻から中耳にウイルスや細菌が侵入しやすく、中耳炎にかかりやすいです。
主な症状
- 耳痛
- 耳からの分泌物
- 耳の違和感
- 聞こえにくい
- 発熱
治療内容
抗菌薬を使って感染を治療し、痛みや熱を和らげる薬を使います。
場合によっては、耳の水分を排出するための小さな手術が必要になることもあります。
水痘(みずぼうそう)
水痘帯状疱疹ウイルスが原因で、水ぶくれやかゆみが出る感染症で、水疱瘡とも呼ばれます。水痘帯状疱疹ウイルスの初感染で水ぼうそうを引き起こすため、幼少期の感染がほとんどとなっており、9歳以下での発症が90%以上を占めるとされています。
主な症状
- 発熱
- 倦怠感
- 発疹
- 食欲不振
- かゆみ
治療内容
熱や痛みを和らげる薬を使い、かゆみを抑える薬を使用します。
重症の場合は、ウイルスを抑える薬を使って治療します。
インフルエンザ
インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性の呼吸器疾患です。発熱や筋肉痛、咳などの症状が出ます。ウイルスは、空気中の飛沫や、感染者の手や口からの接触感染によって広がるため、流行の時期に感染しやすいです。子どもは重症化するリスクが高いため、早期の対処が必要です。
主な症状
- 発熱
- 鼻水・鼻詰まり
- のどの痛み
- 筋肉痛・関節痛
- 咳
治療内容
インフルエンザウイルスを抑える薬を使って、症状を改善させます。
熱や痛みを和らげる薬も使い、十分な水分補給と安静が大切です。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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08:30-12:00 | ● | ● | ― | ● | ● | ● | ― |
15:00-18:00 | ● | ● | ― | ● | ● | ― | ― |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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12:00-12:30 | ● | ● | ― | ● | ● | ● | ― |
18:00-18:30 | ● | ● | ― | ● | ● | ※1 14:30- 16:00 |
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※1 土曜日の午後診療は 14:30 ~ 16:00 で発熱外来のみとなります。
一般外来での診察をご希望の方は事前にご連絡の上ご相談ください。